健康のページ

生涯健康であるために

生涯健康で元気に暮らせる社会を目指し、生活習慣病について、以下の9つの重点分野が設定されています。(参考:柏市健康増進計画

(A)生活習慣の改善
 ①栄養・食生活
 ②身体活動・運動
 ③休養・こころの健康
 ④喫煙
 ⑤飲酒
 ⑥歯・口腔の健康

(B)生活習慣病の発症・重症化予防
 ⑦糖尿病
 ⑧循環器疾患
 ⑨がん

生活習慣の改善

バランスのとれた食事をとりましょう
適切な量と質の食事は、生活習慣病の予防や生活の質(QOL)の向上に大きな役割を果たすだけでなく、心身の健康を保ち、社会生活を営むためにも必要なものです。まずは食生活を見直して改善しましょう。
1日の中で「何を」「どれだけ」食べたらよいか、主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物の5グループをバランスよく選ぶための目安として、「食事バランスガイド」がありますので、参考にしてみてください。

もう一皿野菜をプラスしよう
野菜には食物繊維、ビタミン(A,C,K,葉酸)、ミネラル類(カリウム、カルシウム、マグネシウム)、ファイトケミカルなどが豊富に含まれています。こうした微量栄養素といわれるビタミンやミネラルに比べると、野菜や果物にはエネルギーや脂質はごくわずかしか含まれていませんから、野菜・果物を多く摂ることでエネルギーや脂質の摂取を抑制するという役割もあるといえます。また、野菜の栄養素は、体の調子を整えるだけでなく、循環器疾患やがんなど生活習慣病を予防する働きがあります。

1日8,000歩以上の歩行、週2日以上1回30分以上の運動習慣が目安
健康維持のうえで、期待する効果が得られる身体活動量の目安としては、1日8,000~10,000歩(18歳~64歳)の歩行に相当する身体活動が推奨されています。また、加齢によってリスクがより高まるとされる筋肉量の減少・筋力の低下・身体機能の低下などを防ぐため、65歳~74歳では、1日7,000歩以上、75歳以上では1日5,000歩以上の歩行が目安とされています。特に高齢者においては、介護予防・フレイル予防のためにも、日頃から適度に体を動かすことが大切です。

座位行動を減らして、身体活動量を増やそう
座位行動とは、座っていたり(座位)、横になっている(臥位)状態のことを指します。近年、座位行動=座りっぱなしは、死亡のリスクを含め、健康を大きく損なうリスクの高い行動であることが明らかになってきました。海外の調査では、日本人が座って過ごす時間は、世界20か国中、最も長い(7時間/日)ということがわかっています。
『WHO身体活動および座位行動ガイドライン(日本語版)』では、すべての年代を対象に定期的な筋力向上活動を行うとともに、座りっぱなしの時間を減らすことが推奨されています。

日常生活の工夫で体を動かそう(生活活動)
身体活動=運動+生活活動です。運動習慣を身につけることはもちろん大切ですが、少し見方を変えてみると、日々の生活や環境のなかに、身体活動量を増やせるチャンスをたくさん見つけることができます。

習慣的に運動しよう
体を動かすことが得意な人もいれば、苦手な人もいます。ただし、健康づくりのためには、どんな人にとっても運動は大切です。最初はおっくうでも、運動を習慣にして生活の一部にしてしまいましょう。

 

休養
こころや体に疲れがたまると、「疲労」を感じます。さらに、疲労を解消しないままでいると、心身の健康が損なわれる「過労」に進んでしまうおそれもあります。疲労をためずに心身の健康を保つためには、適切な「休養」をとることが重要ですが、「休養」の「休」と「養」にはそれぞれ異なる意味があります。「休」は、労働や活動などによって生じた心身の疲労を、休んだり眠ったりすることで解消して元の活力を持った状態に戻し、健康な状態を保つことです。特に睡眠は「休」の大事な要素ですが、睡眠のとり方によっては、逆にだるくなったりするので、注意が必要です。一方、「養」は、適度な運動や趣味の活動などで心身をリフレッシュし、明日に向かっての英気を養うことで、積極的休養とも言います。
「休む」ことと「養う」ことの両方の要素をバランスよく組み合わせることで、生活の質が向上し、健康で豊かな人生の基礎をつくることができます。

睡眠障害は理解して早期受診!が重要
毎日の生活の中で、「適切な睡眠」は心身の健康の保持・増進に欠かせません。布団に入っても眠れない、眠っても休養がとれた感じがしない、日中に眠くなる、居眠りしてしまう……。日々、こうした症状はありませんか?
睡眠に関連する様々な症状は、睡眠障害によって生じている可能性があります。睡眠障害について理解を深めて、心当たりがあるようなら症状を放置せず、速やかに医療機関を受診しましょう。

眠り方改革してみませんか?
日中に実践できる「快眠のコツ」を紹介しています。自身の生活習慣を振り返り、出来そうなことから試してみましょう。

こころの健康
「最近眠れない」「気分の落ち込みがしばらく続いている」「やる気が起きない」「理由も無く悲しい」「死にたい気持ちになる」「家族が心の病かもしれない」「自宅にこもり、独り言を言うようになった」などの悩みはありませんか?そのような悩みに精神科医がアドバイスします。

柏市禁煙支援薬局
柏市禁煙支援薬局とは、柏市薬剤師会の認定を受けた薬局です。禁煙支援薬局の薬剤師による禁煙相談や情報提供、禁煙補助剤を使った禁煙支援を行います。「禁煙したいがどうしたらいいかわからない」「禁煙補助剤の使い方がわからない」という方に対して、その人にあった禁煙方法を無料でアドバイスしています。次のポスターやステッカーが目印です。身近な薬局の禁煙相談をぜひご利用ください。

STOP!受動喫煙
健康増進法という法律で飲食店や事業所などの施設を管理されているかたにも、たばこを吸うかたにも、望まない受動喫煙を防止するために必要な措置をとるよう義務(受動喫煙配慮義務)が課せられています。平成30年7月25日に、受動喫煙の防止を目的とする「健康増進法の一部を改正する法律」(以下「改正健康増進法」)が公布されました。改正健康増進法の施行に伴い、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、“マナーからルールへ”と変わりました。

生活習慣病のリスクを高める飲酒量
健康に悪影響を及ぼすことのないお酒の適量は、飲んだお酒の量ではなく、飲んだお酒に含まれる純アルコール量を基準として考えます。1日当たりの純アルコール摂取量が、成人男性で40g以上、成人女性で20g以上の飲酒を続けていると、さまざまな健康問題のリスクが高まると言われています。適切な飲酒を心がけてください。

あなたの毎日を応援する健康情報「歯と口腔の健康編」
いつまでも自分の歯で安全においしく食べるために、今日から健口(けんこう)づくりはじめてみませんか?

生活習慣病の発症・重症化予防

糖尿病
生活習慣を整えて、糖尿病の発症及び重症化を防ぎましょう。

循環器疾患
生活習慣を整えて、循環器疾患の発症及び重症化を防ぎましょう。

がん
生活習慣を整えて、がんの発症を防ぎ、がんの早期発見・早期治療を促進していきましょう。

フレイル予防

フレイルってなんだろう?
「フレイル※」とは、健康な状態と要介護状態のちょうどまん中の状態のことです。年をとって筋力や認知機能など心身の活力が低下した状態で、“お茶や汁物でむせることがある”、“固いものが食べにくくなった”、
“エスカレーターにうまく乗れない”、“疲れやすくなった”
などに思い当たることがあったら、フレイルかもしれません。
※「frailty(虚弱)」という英語から作られた言葉です。

フレイルチェック
現在の自分のフレイル兆候について、自己チェックしてみましょう。

フレイルを予防するために
フレイルを予防して健康長寿を実現するための3つのポイントが見えてきました。栄養(食・口腔機能)、運動、社会参加です。これら3つの柱は相互に影響し合っており、バランス良く実施することが大切です。

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